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no.016 ★★★全日本トライアスロン皆生大会完走記 2003.7.20 by Jinno 6月8日チームバイク練習会で不覚にも落車し、右肩を打撲してしまう。擦過傷の完治に1週間、その後も肩の痛みは治まらないためスイム練習は左手のみで泳ぎ込む。バイクはローラー台で、また腕を振らなければ走れる状態であったのでゆっくりでも走り込む。大会1週間前になり何とか腕が回るようになるも、痛みは残ったままであったので、実際出場して良いのかどうか迷っていた。しかし今年は家内も15年ぶりに皆生に挑戦する。久々のロング復帰であるし、長いことトライアスロンをやってはいるが夫婦でロングに出場するのは初めてなので、なんとか完走することを最大の目標にしている。私の怪我が無ければ家内の完走を心配するだけで良かったのだが、なんてことはない今は逆に心配されているのだ。とにかく不安で一杯だったが、今年は子供達と両親が同行してくれたので緊張はなく皆生することができた。。 大会前日はいつも通りのルーティンをこなし、そうそうに宿に戻り準備を整える。今年は気持ちが前向きでないのが悔しい。さらになかなか梅雨が明けず、雨のレースの予感がする。レース当日、目を覚ますと激しい雷雨。「今日はスイム中止やなあ。まあ良かったけど…」と言いながら準備を進める。5:00AM小雨になったので受付に向かう。スイム中止の雰囲気が漂う中、不安げに選手が集まってきている。大会側のアナウンスがあり、30分遅れの7時30分スタートでスイム実施とのこと。中止でも良かったので少し複雑な気持ちである。時間が出来たので一度宿に戻るとなんと同じチームのN子さんが風呂から上がってきた様子だ。「何してんの。はよ、準備せなあかんで」と言うと、「スイム中止でしょ」との答え、中止と思いこみ朝から温泉に入ってたらしい。スゴイ余裕だ。 午前7時30分、稲妻が光り雷がとどろく中、号砲がなる。海に稲妻が落ちるのを見るとさすがに引けてしまうが、周囲はみんなでいけば怖くないという様子。とにかく今年は完走だ、家内とゆっくりスタートする。最後からスタートしているのに何故か大渋滞だ。肩をかばいながら折り返しを目指す。あまりヘッドアップすると肩が痛いので、息継ぎのついでに少し斜め前を見て斜行しないように心がける。途中凄い雨が降っているようだったが、水中なのでそれは気にならなかった。思ったより楽に泳げているのはウエットスーツのおかげだろうか、予想よりも10分早くスイムアップできた。 小雨の中のバイクは涼しくとても快適だった。いつもなら勺熱地獄の中で水分補給に気を配るが、今年はエイドでボトルをもらわないこともあった。しっかり食べることも出来ているので後半の疲労感もない。暑さにやられて毎年後半ばててしまうのは、身体が補給を受け付けていないからというのがはっきり分かる。さらに今年は肩が痛く力が入らないので立ち漕ぎもせず終始マイペースの走りをしていたのも良かったようだ。こんな走りにも関わらずタイムは去年より少し上回ったのだから上出来だ。雨に感謝していたのは私だけだろう。 バイクで家内とすれ違わなかったので、折り返し前の迂回路の中にいたのだとすると、タイム差はせいぜい15分くらいかなと思っていた。ランも同じようなペースで走るとすると折り返して22、3q付近ですれ違うと考えていた。ところが…。 ランも今年は涼しかったので、全身水を浴びることはほとんどなかった。頭と足を冷やす程度だ。スタートしてまもなくは右胸から背中にかけて痛みがあったので、腕を振らず少し右に傾げたように走っていた。折り返しまでは何とかたどり着こう。そういい聞かせゆっくり進む。15qを過ぎると少し痛みもなくなり、普通に走れるようになってきた。折り返しも近くなると、完走できそうな気がしてとても嬉しくなる。後は歩いても、何とかなる。バイクでの転倒後は皆生出場を諦めていたので、ここに今自分が居ることがとても嬉しい。後はゴールテープを切ってもっと喜ぶのだ。 折り返しを過ぎそろそろ家内が来る頃だ。Tさん、Hさん、Mさん、Oさんとチームの選手とすれ違って応援し合うも、家内はまだ来ない。おかしい?29q付近でようやくやって来た。家内曰く「コースミスした!!」、、。なっ、なんで。こんな往復コースでどこでコースミスするの??理解できず、すれ違ってから暫くそのことばかり考えていたので33q過ぎまであまり記憶がない。さらに残り7キロ付近から急にからだが重くなって、何とか走っている状態。でも、ゴールはもうすぐという気持ちが身体を前進させる。最後の直線にはいるといつもの事ながら熱いものが込み上げてくる。娘と息子が出迎えてくれた。まずは私が子供達とゴール。よかったと喜びに浸る間もなく、荷物と、バイクを受け取り宿に戻る。両親と子供達には夕食を摂ってもらい、私は着替えて少し補給し家内の状況を把握しに向かう。コースをどんどん戻るも全然見あたらない。途中Yさんがいたので家内の状況を聞いてみると、走っているのは確かなようだ。家内を信じて一旦宿に戻り、子供達をつれてゴール付近で待つことにする。 待つこと1時間、ようやく帰ってきた。そして家族でゴールし、夫婦で皆生を完走する目標を達成できた。安堵感で一杯だ。タイムも順位もそんなことはどうでも良い。自分たちの家族の目標を達成した充実感に満ちあふれていた。私は怪我、家内はコースミスとお互いとんでもないミステイクを犯したけれども、ゴールできたことで全て良しとしよう。 それにしても家内は15q地点のエイドを折り返しと間違えてそこから2q半ほど逆送したらしい。結果5キロ余分に走ったことになった。出場選手中ただ一人ランを47.195q走ったのでした。ごくろうさん。 私 :11時間56分41秒/373位 家内 :14時間03分00秒/592位 皆生大会関係者の皆様、地元の皆様本当にありがとうございました。 皆生大会の公式ホームページ |